悟りの窓・迷いの窓
源光庵本堂には「悟りの窓」と名付けられた丸窓と「迷いの窓」という名の⾓窓があります。
悟りの窓
悟りの窓の円型は
「禅と円通」の⼼を表し、
円は⼤宇宙を表現しています。
迷いの窓
円迷いの窓の⾓型は
「⼈間の⽣涯」を象徴し、
⽣⽼病死の四苦⼋苦を表しています。
窓の四季
それぞれの季節の写真を公開しております。
- 新緑
- 紅葉
- 雪
只管打坐の教え
曹洞宗は、道元禅師を宗祖として、鎌倉時代に開かれた禅の宗派です。
お釈迦さまより歴代の祖師によって相続されてきた「正伝の仏
法」を依りどころしています。坐禅の実践によって得る⾝と⼼
のやすらぎが、そのまま「仏の姿」であり、それを⾃覚するこ
とが⼤切であると説いています。
曹洞宗では「⾏住坐臥(ぎょうじゅうざが)」という四⽂字で
⽣活のすべてを表します。
「⾏」とは歩くこと、「住」とはとどまること、「坐」とは坐
ること、「臥」とは寝ること
を指します。坐禅の精神によって、この「⾏住坐臥」の⽣活に
安住し、安らかで穏やかな⽇々を送ること。⼈間として⽣まれ
てきたこの世に価値を⾒いだしていこうというのです。
禅の教え
私たちが⼈間として⽣を得るということは、仏さまと同じ⼼、
「仏⼼」を与えられてこの世に⽣まれたと、道元禅師は説かれ
ました。「仏⼼」には、⾃分のいのちを⼤切にするだけでな
く、他の⼈びとや物のいのちも⼤切にする、他⼈への思いやり
が息づいています。しかし、私たちはその尊さに気づかずに我
がまま勝⼿の⽣活をして苦しみや悩みのもとをつくってしまい
がちです。
お釈迦さま、道元禅師の教えを信じ、導かれて、毎⽇の⽣活の
中の⾏い⼀つひとつを⼤切にすることを⼼がける。⾝と⼼が調
えられ私たちの中にある「仏の姿」が明らかとなります。⽇々
の⽣活の中で、それらを意識し⾏動して、互いに⽣きる喜びを
⾒いだしていくこと。それが曹洞宗の⽬指す⽣き⽅といえるの
です。