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卍⼭禅師 「復古禅林」

卍⼭道⽩

源光庵の開⼭卍⼭道⽩禅師

源光庵の開⼭である卍⼭道⽩禅師は、
学徳兼備の当世随⼀の⾼僧と称されます。

曹洞宗の中興の祖と称される由縁

お釈迦さまの教えは、インド、中国を経て我が国に伝えられました。
曹洞宗の禅の教えは、鎌倉時代に中国の如浄禅師によって、
⼤本⼭永平寺を開かれた道元禅師に「正伝の仏法」を単伝されました。
この法は後に⼤本⼭總持寺を開かれた瑩⼭禅師を経て、今⽇まで脈々と受け継がれています。

しかし、江⼾時代になり教団の規模が拡⼤されるにつれ、この⼤切な嗣法相続に乱れが⽣じました。
この嗣法相続を正すために⼀⽣涯を通じて宗統復古に献⾝したのが卍⼭禅師です。

“ 道元禅師の家⾵の再現 ”それを願う卍⼭禅師は、 寺社の監督する役⽬を司っていた江⼾幕府の寺社奉⾏に訴願します。
同志と共に宗統復古運動を⾏ったのです。
江⼾に滞在、⾬の⽇も⾵の⽇も墨染めの⾐に⾝をまとい、
幕府へと⾒参し嘆願をしました。それは約三ヶ年に及びました。

元禄⼗六年(1703年)、ついに江⼾幕府は曹洞宗の定規を定めた再可復古令を発布。
卍⼭禅師の念願であった宗統は復古されたのです。
卍⼭禅師が、宗統復古を最初に志してから実に四⼗⼆年間に及ぶ歳⽉を費やされ、それが実現したのでした。
以後、この規は制度化され現在に⾄っています。

こうした功績により卍⼭禅師は曹洞宗の中興の祖とも称されています。
⾏学徳望に秀れ、誰よりも道⼼の堅固な卍⼭禅師は、
常に「釈尊に還れ、祖師に還れ」を唱えられ、その⼼は当⼭で⼤切に守り継がれているのです。

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