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源光庵 縁起

源光庵は正式な名を鷹峰⼭寶樹林源光庵という曹洞宗の寺院です。

今から約670年前の貞和2年(1346年)、臨済宗⼤徳寺2代・徹翁国師によって開創され、元禄7年(1694年)に加賀・⼤乗寺27代・卍⼭道⽩禅師が住持、以降、曹洞宗の寺院となりました。本堂は卍⼭禅師に帰依した⾦沢の富商・中⽥静家居⼠の寄進によって元禄7年に建⽴され、ご本尊として華厳の釈迦牟尼佛、脇⽴に阿難尊者、迦葉尊者をお祀りしています。

本堂北側にある開⼭堂は享保4年に建⽴され復古堂とも称します。堂内には卍⼭禅師の⽊像を安置しており、その像の下には舎利を収めます。本堂裏の庭園は枯⼭⽔であり、北⼭を借景とし四季を通じて趣があります。
特に秋の紅葉時には、
全国からご参拝の多くの⽅々で賑わいます。

また、境内の⻄の⾕にある稚児井には660年前のある伝説が今も語り継がれています。
⽔飢饉によって多くの⼈々が苦しんだ時のこと。ある夜、池に棲む⿓が童⼦と化して徹翁国師の夢枕に現われ、⻄の⾕から⽔の湧き出ることを告げたのです。これにより多くの⼈々を救ったとされています。

さらに本堂⻄に安置する霊芝観世⾳は、天和元年(1681年)の春、卍⼭禅師が京都・宇治⽥原の⼭中にて御感得された霊芝⾃然の観⾳像です。第111代 後⻄天皇の尊崇が厚く、宮中で御供養されたことから「開運霊芝観世⾳」とも称され、広く世の信仰を集めています。

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